撮影技術

縦構図でのカメラの持ち方構え方は?子供写真の出来にも影響!?

一眼レフカメラで写真を撮らない人は、縦構図で撮ることはかなり少ないです。子供写真では多用する事になる縦構図ですが、その際のカメラの持ち方って意外と誰も意識しないですね。実は結構影響大きいんですよ。もちろん知ってて損はありません。

人物は縦構図が基本

縦の構図で写真を撮る場合、右手を上にするか下にするかで悩みますが、私はケースバイケースで使い分けています。どちらで撮る場合でもメリット、デメリットはありますので。

ちなみに、人物を撮影する時は縦構図が基本です。なぜかというと単純です。人間の体は縦長だからです。

しかし、写真の知識が乏しい人は撮る写真の殆どを横の構図で写します。縦構図で撮るという概念自体が意外と無いんですね。

写真の事がある程度わかってくれば、子供の写真も縦構図で写す機会が増えます。そこで迷うのが縦構図で写真を撮るときに、2種類の構え方のうちどちらで撮るかです。

2種類の構え方とは、右手を下にするか上にするかの違いです。これって結構違いが大きいです。意外な影響もあるので、シーンによって使い分けるようにしましょう。

右手を上にして構えた場合

まず右手を上にして撮る場合ですが、この時の利点は左目がカメラに遮られないことです。右手を下に構えると左目はカメラの本体に遮られてしまいます。

「右目でファインダー越しに見られれば十分だろう」と思われるかもしれませんが、左目が遮られないことによる意外な効果もあるんです。

・望遠撮影の際に広い範囲を左目で確認出来る
・子供に安心感を与える

望遠撮影の際に広い範囲を左目で確認出来る

望遠で離れた所から撮影していると、ちょっと被写体が動いたりした場合に、見失ってしまうことがあります。特に運動会などで大勢の中にいる我が子を撮る場合などに良くありますね。

そんな時に左目で全体を確認出来れば早く発見出来てシャッターチャンスを逃しません。「同時に見るなんて出来ない」と思われるかもしれませんが、簡単です。右目を閉じて左目を開ければ良いだけです。

慣れれば一瞬で確認出来るようになりますので非常に便利ですよ。横の構図でも使えるテクニックですので是非マスターしましょう。

子供に安心感を与える

子供を近くで撮る時には左目で視線を送ると、子供もこちらを向いてくれる場合がよくあります。これは完全に私の経験上の事なので、当てはまらない場合もあると思いますが、高い確率でそういう傾向がありますね。ほんの数秒の違いですが、その数秒で写真が大きく変わるんですよね。

右手を下にして構えた場合

右手を下にすると、やはり写真がブレにくくなります。逆に右手を上にするとチョットだけ無理したような状態になり、右脇も開きますのでカメラの安定感が低下します。そうすると必然的にブレやすくなりますね。右手が下だと脇も締まってホールド感が増します。

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それと、左目を遮ることになりますので、子供に写真を撮られている事を意識させにくくできます。遊びに夢中になって、自然な表情をしている子供ってすごくカワイくて良い表情しているんですよね。

そんな時にパパから撮られている感を和らげる事ができるのって、出来上がる写真に結構差が付くんですよね。これは試してもらえればわかると思います。

まとめ ― カメラの構え方は写真の出来にも影響大なので結構重要

縦構図で右手上下のメリット・デメリット

縦構図で右手を上にする場合

・望遠撮影で瞬時に被写体を確認できる
・子供に視線を送る事ができる
・ブレやすくなる

縦構図で右手を下にする場合

・撮影中に子供から意識されにくい
・ブレにくくなる

カメラの構え方って結構重要で無視できない要素です。ブレにくい構え方や子供に意識させるかさせないかなど、場合によっては良い写真になるかどうかが分かれるくらいの影響があります。

子供って遊びに夢中になるとものすごく真剣な表情をするときだってあります。そんな良い表情を、意識をさせる事なく撮れれば、本当に自然な状態を写真に保存できる事になります。

逆に意識させてカメラ目線をゲットする事で、イキイキした親密な写真を撮ることもできます。

子供写真は、子供の事を理解して撮ることで、色んな工夫の余地が生まれ、表現のバリエーションが増えます。

撮っている間のコミュニケーションの取り方もその一つです。

写真撮影は被写体との関係性や、撮る人の技術、周りの状況など、色んな要素が全てうまくいってこそ、感動するほどの良い写真が出来上がります。そのためには、正しい知識を身に付け、それを写真に反映させる技術が必要です。

子供の写真を日常的に撮影する事で、子供の思いがけない一面を発見できる場合も大いにありますよ。あなたもファインダー越しに、普段見られない子供の一面を覗いてみませんか?

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